金星のような厚い大気は存在しなかった ウェッブによる系外惑星「TRAPPIST-1 c」の観測結果

https://sorae.info/astronomy/20230625-trappist1c.html

マックス・プランク天文学研究所(MPIA)の大学院生Sebastian Ziebaさんを筆頭とする研究チームは、「みずがめ座」の方向約40光年先にある
太陽系外惑星「TRAPPIST-1 c」(トラピスト1 c)について、金星のような厚い大気は存在しないことが明らかになったとする研究成果を発表しました。

研究チームによると、TRAPPIST-1 cの昼側表面からの熱放射(波長15μm)を「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」の「中間赤外線観測装置(MIRI)」で観測したところ、昼側の温度は約110℃(約380ケルビン)であることが判明しました。