松本サリン事件…あす27日で29年 地下鉄サリン事件で被害を受けた映画監督が現場に献花

 1995年3月にオウム真理教が起こした地下鉄サリン事件の被害者で、映画監督のさかはらあつしさん(56)=本名・阪原淳、京都府=らが25日、長野県松本市北深志の松本サリン事件の現場を訪ね、犠牲者を悼んだ。死者8人、重軽症者約600人を出した事件発生から27日で29年。さかはらさんは「(事件で)意味もなく突然殺された人がいることを忘れてはならない」と強調した。

 さかはらさんは2021年から6月下旬に現場を訪問しており、3回目。この日は、さかはらさんが非常勤講師を務める京都精華大(京都市)1年の桑島直暖(くわじまなおはる)さん(18)=松本市入山辺出身=と共に訪れ、手を合わせた。

 さかはらさんは、出勤中に地下鉄サリン事件に遭遇。現在も疲れやすさや目の不調などに悩まされている。21年にオウム真理教の後継団体「アレフ」の荒木浩氏に密着した映画「AGANAI 地下鉄サリン事件と私」を公開。後遺症に苦しむ被害者のネットワークとして「サリン事件被曝(ひばく)被害者の会」(現サリン被害者の会)も結成した。

 被害者の会では、サリンの後遺症に悩む被害者の声を発信するほか、事件の風化を防ぐため、「AGANAI」を学校などで上映するプロジェクトも進めている。さかはらさんは「事件を境に苦しみ、困っている人はいつでも連絡してほしい」と呼びかけた

 現場を訪れるのは初めてという桑島さんは、後遺症に悩むさかはらさんと接する中で「事件について目を向けてこなかったことに罪悪感を感じた」とし、「風化させないために何ができるか、考えていきたい」と話していた。

松本サリン事件 8人死亡、約600人重軽傷

 1994年6月2...

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松本サリン事件 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%B3%E4%BA%8B%E4%BB%B6