「お金ないし誰の子どもかわからない」路上で赤ちゃん出産...傍聴から見えた女の半生
「風俗店勤務でホテル転々...給料の大半はホスト通いに」「過去12回の出産」「妊娠を相談する人がいなかった」

「妊娠を相談する人がいなかった」「過去に出産を12回繰り返した」と法廷で語る33歳の女。
彼女の出身地から遠く離れた大阪市内の裏道で深夜に事件は起きた。

起訴状などによると、住居不定の風俗店従業員・谷口成美被告(33)は今年1月30日午前0時ごろ、
大阪府大阪市淀川区の路上で自身が出産した女児の遺体が入ったカバンを
阪急・十三駅近くのコインロッカーに遺棄した罪に問われている。彼女がなぜ赤ちゃんをコインロッカーにいれたのか。
裁判の傍聴から見えてきた女の半生とは。

(検察官)「これまでに死産を含む出産は何回くらいしましたか?」
(谷口被告)「過去に12回繰り返しました」
(検察官)「産まれた子は?」
(谷口被告)「施設です」
(検察官)「死産の時は?」
(谷口被告)「病院で処置を受けた」
(検察官)「今回病院にいかなかったのは?」
(谷口被告)「健康保険証が切れていた」
(検察官)「更新はしなかったのですか?」
(谷口被告)「住所は鹿児島でホテル生活のため更新できなかった」
https://www.mbs.jp/news/feature/kansai/article/2023/06/095359.shtml