渋谷区の公共トイレ17か所の改修完了…個室内見える「透明トイレ」話題、安藤忠雄氏らが設計
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日本財団が渋谷区内17か所で進めてきた公共トイレ改修プロジェクト「THE TOKYO TOILET」が完了した。23日に渋谷区役所で行われた譲渡式で、長谷部健区長は「女性の使用率も上がり、観光客も戻ってきたので大切に維持管理していきたい」と意気込みを語った。
プロジェクトは、ユニクロなどを展開するファーストリテイリングの柳井康治取締役が、障害や年齢、性別などを問わずに快適に使えるトイレを作ろうと発案した。同財団と区が社会課題解決に関する連携協定を結んでいたこともあり、区内の公共トイレの改修が行われた。

安藤忠雄氏や隈研吾氏といった国際的に活躍する建築家やデザイナーら16人が設計を担当。施錠前は個室内が見える「透明トイレ」などが大きな話題となった。

また、渋谷区の公共トイレが舞台の映画「パーフェクト・デイズ」は、トイレの清掃員を演じた役所広司さん(67)が、先月の第76回カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞するなどした。

23日の譲渡式で柳井氏は「作って終わりではなく、より使いやすいものにしていけるよう今後もサポートしていく」と話した。



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