名刺管理サービス利用企業に不正アクセス相次ぐ 6万件謝罪した例も
三輪さち子
2023/6/27 6:00
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 名刺の情報を社内で管理するサービスが広がるなか、名刺データへの不正アクセスが相次いでいる。目的はわかっていないが、被害にあった会社は取引先への連絡や謝罪に追われている。検索できるように整理された名刺データは、個人情報保護法の保護の対象となっているが、名刺は情報管理の意識が薄くなりがちだと専門家は指摘する。

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 4月末、空調設備などを手がける朝日工業社(東京)は「名刺管理サービスの不正アクセスに関連するお詫びとご報告」を自社のホームページに掲載した。

 同社が利用していたクラウド型の名刺管理サービス「Sansan」で、3月に不正なアクセスが確認され、最大約2万件の名刺情報が第三者に閲覧された可能性があるという。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASR6R6FMJR6QULFA01P.html