今年9月9日からの福岡市美術館を皮切りに、順次巡回が予定されている展覧会「日本の巨大ロボット群像」の記者会見が都内スタジオで行われ、福岡アジア美術館学芸課長で本展監修を務める山口洋三、本展ゲストキュレーターの廣田恵介、五十嵐浩司、そしてメカニックデザイナーの宮武一貴も来場した。

【画像】池松壮亮主演の実写映画『鉄人28号』

 本展覧会は、日本独自のジャンルである「巨大ロボットアニメ」のデザインとその映像表現の歴史を紐解き、「巨大ロボットとは何か」を問いかける内容。「わたしの顔に見覚えがある方もいらっしゃるかもしれませんが、2019年に(展覧会)『富野由悠季の世界』の担当者の一人として企画に関わっておりました。今回はその第二弾というわけではないですが、巨大ロボットに特化した展覧会を企画しております」と切り出した山口は、「今年は初のロボットアニメ『鉄人28号』が放送されてから60年という節目の年ということで、ロボットを振り返るのにうってつけのタイミングではないかと思いました」と開催の意図を明かす。
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