クレムリンの主席プロパガンダ担当者であるウラジーミル・ソロビョフは、
ルカシェンコに "ロシアの英雄 "の称号を与えることを提案している。
人口100万人以上の都市ロストフ・オン・ドンを数時間で占領した
ベラルーシ領土に、1万人規模のプリゴジンの傭兵が武装して配備されることは、
悪い知らせだ。戦術核兵器の配備よりも悪い。

ベラルーシの独裁者は、起こりうる抗議行動や暴動を、自国の軍を
巻き込むことなく鎮圧できる力を手に入れることになる。その上、
これは「敵対的」な隣国との関係において、政権にとって新たな論拠となるだろう。
ルカシェンコは、ベラルーシのカリノフスキー連隊がウクライナ領内から
ベラルーシに侵入する理論的な可能性さえ相殺しようと、
「ヴァグネロフツィー」でウクライナ人を怯えさせるだろう。

ミンスクはすでに一度ロシア軍を通過させているのだから、
彼らや彼らの行動に責任を負うことなく傭兵を通過させることができる。
ポーランドとバルト三国は、ルカシェンコが不法移民で攻撃しようとした
(そして今もしようとしている)国だが、今度はプリゴジンが牽制することになるだろう。