昨年6月、政治資金で大量のたまねぎを購入して大量配布した疑惑が浮上し、週刊誌に「利益供与では」と問題視された議員がいる。たまねぎの産地である淡路島を選挙区(衆院兵庫9区)に抱える西村康稔経済産業相(60)だ。昨年の報道時は、明確な公選法違反とはみなされなかったが、お中元と称して、自らの選挙区に近い議員にもたまねぎを配布する行為には、世間から疑問の声も上がった。それから1年。西村氏は今年もたまねぎを議員らに配ったが、後ろめたい気持ちがあったのか、その数は大きく減らされていた。批判を受けても「たまねぎ贈答」をやめない理由について、西村事務所を直撃した。

https://dot.asahi.com/dot/2023062900012.html