(CNN) ロシア民間軍事会社ワグネルのトップ、エフゲニー・プリゴジン氏の傘下企業の一つが開発したSNSは29日、運営を終了すると発表した。

SNSの「YaRus」はテレグラム上で「6月30日に運営を停止する」と明らかにした。

「現在の状況を慎重に分析した結果、これが唯一の可能な解決策だとの確信に至った」としている。

プリゴジン氏は24日、配下の戦闘員によるロシア首都モスクワへの進軍を中止していた。

プリゴジン氏は様々なメディア関係の事業を手掛ける。

YaRusはニュースやSNS上のコンテンツを集めて表示する「アグリゲーター」のロシア大手で、1日に扱うコンテンツは約7万に上るとうたっている。

同社が運営する携帯電話アプリは人気が高く、1100万人を超えるユーザーを抱えているとされるが、実際に登録しているユーザーは少ない。

通信社「RIA/FAN」を含むプリゴジン氏の他のメディア事業が今後どうなるのかは不明。

https://www.cnn.co.jp/tech/35205962.html