憲法24条の草案を書いたベアテの物語を続けます。

1946年2月。22歳のベアテは、「人権に関する小委員会」に配属されました。

焼け跡をジープでめぐり、世界中の憲法をあつめて読み解いていきます。

六か国語を読みこなす並みはずれた語学力、「タイム」誌で鍛えたリサーチ能力を活かし、「日本の女性にとって、どんな条項が必要なのか」をみつけだす。

その作業は「秋の森でキノコを採るよろこびに似ていた」といいます。

「私は日本で暮らしていましたから、あたり前の権利すらない日本女性のみじめさを、子供のころから自分の目で見て、脳裏に焼き付けていました」

https://steranet.jp/articles/-/967