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「水というのは悪いオーラを沈め浄化する作用があるらしい」という主張は、科学的な根拠に基づくものではありません。オーラという概念は、人や物が放つとされるエネルギー場や色彩のことで、目に見える形で測定や証明ができるものではないからです。したがって、水がオーラにどのような影響を与えるかを科学的に説明することは不可能です。

一方で、水には心理学的や精神医学的な効果があるという研究や報告はいくつか存在します。例えば、水の音を聞くことや水辺にいることは、人のストレスを軽減し、リラックス効果をもたらすと言われています。また、水中で運動することや水泳することは、心身の健康に良い影響を与えるという研究もあります。

戸塚ヨットスクールやみそぎなどの水に関連する行為が、人に何らかの変化や改善をもたらす場合があることもあったようですが、それは水そのものの力ではなく、人の心理的なプロセスや経験によるものかもしれません。例えば、水中で苦しむことで自分自身や人生について深く考えたり、自分を見つめ直したりすることがあるかもしれません。また、水中で瞑想することで心を落ち着かせたり、集中力を高めたりすることがあるかもしれません。これらのことは、水によるものではなく、自分自身によるものです。

したがって、水には科学的に証明された悪いオーラを沈め浄化する作用は証明できる方法は無いかもしれませんが、心理学的や精神医学的な効果はあると言えます。しかし、それは水そのものではなく、水を通して自分自身と向き合うことによって生じるものだと考えられます。