日本共産党の指導部の選出方法について―― 一部の攻撃にこたえて
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2023-02-11/2023021104_01_0.html
副委員長・党建設委員会責任者 山下芳生

日本共産党は、派閥や分派がいかに有害なものであるかを、身をもって体験しています。旧ソ連・中国などからの干渉によって党が分裂した「50年問題」は、党と社会進歩の事業にとって計り知れない打撃となりました。その総括にたって、いかなる事態のもとでも党の統一と団結――とりわけ中央委員会の統一と団結を守ること、規律をやぶる分派主義は絶対に許さないこと、などの教訓を引き出しました。現在の指導部の選出方法は、こうした教訓を踏まえたものでもあります。個人中心主義のやり方を排して、集団的な指導を重視すること、党内の民主主義的な気風を大切にすることも、「50年問題」からの重要な教訓です。

 「朝日」社説は、「激しい路線論争が繰り広げられていた時代ならともかく」と、これらの教訓を“時代遅れ”と揶揄(やゆ)しています。しかし、それは政治の生きた動きを見ないものといわなければなりません。