アングル:米大学の人種優遇「違憲」判決、企業の多様性方針に波及か

[30日 ロイター] - 米連邦最高裁が6月29日、大学の入学選考で黒人や中南米系を優遇する
積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)について違憲の判断を下したことで、
米国の一部企業は従業員の多様性を確保する取り組みが制限され、訴訟を起こされる可能性が高まりそうだ。

今回の判決はハーバード大とノースカロライナ大を対象としており、職場差別に関する法律は対象外であるため、
企業に直接影響するわけではない。しかし、企業の人種多様性方針が将来、法廷で訴えられる土壌はできたかもしれない。

学生は「人種に基づくのではなく、彼もしくは彼女個人としての経験に基づいて取り扱われなければならない」と、
最高裁のロバーツ長官は、今回の判決で記した。

後略
https://news.yahoo.co.jp/articles/cdbb9fc969eefc091fd74643f2bbb68cb3f268f9