世襲批判は、翔太郎氏問題に始まったのではなく、ことあるたびに取り上げられてきた。が、ほとんど減らない。

 毎日新聞は「父母か祖父母が国会議員」「3親等以内の親族に国会議員がいて同じ選挙区から立候補」のいずれかに該当する場合を世襲と定義。
これに基づくと、衆院選の世襲当選者は、2014年123人(26%)、17年120人(26%)、21年116人(25%)。4人に1人の割合のままだ。

 実は日本人、世襲が「好き」なのではないかと思い至った。皇室がその最たるもの。どうなのだろうか。

 本郷和人・東京大史料編纂所教授は、日本史からひもといた(毎日新聞5月26日朝刊 )。
いわく、日本は古代から地位よりも「家」を重視。
敵の侵略を受けにくい島国がゆえに争いを好まず、一人一人の優秀さよりも家を重視する安定した社会を生み、根付いた

https://mainichi.jp/premier/business/articles/20230703/biz/00m/020/003000c