陸上自衛隊米子駐屯地の自衛隊員が、児童ポルノにあたるDVDを複製し販売したなどとして、米子駐屯地は隊員2人を停職3か月の懲戒処分としました。
4日付で懲戒処分を受けたのは、第8普通科連隊に所属する、男性2等陸曹(32)と、男性3等陸曹(41)です。
米子駐屯地によりますと、2等陸曹は2020年1月頃から4月頃までの間、児童ポルノにあたるDVDを3等陸曹から得て複製。外部の複数人に対して販売し、合計でおよそ20万円の収入を得ていたということです。
また3等陸曹は、2等陸曹の児童ポルノ複製とDVD販売をほう助したのに加えて、2016年10月頃から2017年11月頃までの間に、児童ポルノにあたるDVDなどを販売し、およそ3万円の収入を得ていたということです。
2020年7月、駐屯地内の隊舎に警察の捜査が入り、事案が発覚しました。
米子駐屯地は警察の捜査などをもとに2人の隊員を4日付けで停職3か月の懲戒処分としました。
隊員2人は、深く反省しているということで、心を入れ替えてこれからも自衛隊員としての使命を全うしていきたいとしているということです。
阿部正昭第8普通科連隊長は今回の事案について、「国家国民を守るべき自衛官がこのような事案を起こしてしまい誠に残念。今後このようなことがないよう、厳格に規律を維持していく所存でございます」とコメントしています。