"きっかけは中学生時代のイジメだった"

庸介さんは3つ上の兄と両親との4人家族。
小さいころは友達を笑わせることが好きな明るい少年だった。

ところが中学生になり、その性格が一変する。
庸介さんは元々肌が弱く、肩や髪の毛にフケが目立っていた。
これが原因で多感な時期にクラスメートからのいじめの対象になってしまう。
この頃から庸介さんは友人とも距離を置くようになり一人でいることが多くなった

そして19歳の夏、思いもよらぬ事が起こった。
"どこからか自分を笑う声が聞こえる"
ある夜の事、肌をケアする薬を塗っている時の事、
誰かの声:「今日も塗ってるね」

辺りを見渡しても誰もいない。気のせいか?
すると「塗るのやめたんだ?」と自分の状況がわかっている様子で再び声が聞こえた

前回よりもはっきりした声で聞こえる会話。
どこかで自分を見ている。
ドアの隙間など至る所を粘着テープでふさいだがまだ声が聞こえる。
監視しているかのように自分を笑う声に庸介さんは苦しんだ。

庸介さんは父に相談。
父は庸介さんの部屋で監視カメラを探したが全く見つからない。

次第にその症状はエスカレートしていく。
常に感じる視線。見られているというプレッシャーの中での生活。
風呂やトイレも相当なストレスとなり庸介さんを苦しめた。
電気をつけるのも怖くなり、時間を選ばない幻聴は夜も眠れない状態に追い込んでいった
ttps://www.ntv.co.jp/gyoten/backnumber/article/20151021_01.html
https://www.dapunriken