【ジャップ用】

日本ではここ数年で多数の退職代行サービスが台頭し、若年層が苦痛を伴わずに退職できるようになった。

終身雇用が浸透しており企業への忠誠心が重視される日本では、頻繁に退職をする人は「意気地なし」とみなされ、それは恥ずべきこととされている。

まるで第二次世界大戦末期に特攻隊として送り込まれたパイロットのように、不満があっても仕事に固執し、大義のために自分の命を犠牲にする「神風特攻隊」のようなものだ。

「若い人たちが年上の人を敬うのは当たり前で辞めることは裏切りだと見なされる」

2020年に設立された退職代行サービス「ガーディアン」は、主に20代から30代の様々な人々が、辞めたい仕事から苦痛なく退職する手助けをしてきた。その中には、神社、歯科医院、法律事務所で働いていた人から、コンビニエンスストアやレストランの店員まで含まれている。

ガーディアンの顧客の半数近くは女性だ。1日や2日働いただけで、給料や労働時間の約束が嘘だったことに気づく人もいる。

日本文化における「仕事中毒」の圧力はとても強い。労働者は問題児とみなされることを避け、権威に疑問を持つことを嫌がり、発言することを恐れる。辞めた後の嫌がらせを恐れることもある。退職をする上で家族や友人の意見を気にする人さえいる。