前の彼女が飯作るとか言って、
いきなり出てきたのが皿の上のウンコてんこもりで、
「今まで隠したけど、私そっち系なの。食べて」
って言われた時は、瞬間的にマジでこいつとは違う星で生活したいと思ったよ。
つうか、嘘だと思いたいよ、今でも。 ぜんっぜん普通の女の子だと思っていたのに。
前振りなしでウンコ食べてって言われてもさ。
マジでそれから半年くらいは、ウンコするのが嫌でいつも便秘だったよ。
する度に、あの皿に盛られた茶色いウンコが思い出されちゃってさ。
俺自身、ホモの知り合いっていないけど、実際はよくいるっていうじゃない?
だから、そっち系の趣味の奴って多分意外にいると思うよ。
「今まで隠したけど、私そっち系なの。食べて」
俺「。。。。。。。?」
「あのね、いつか話さなければいけないし、どうせわかる事なんだし、
多分凄く驚いてると思うけど、うん、冗談とかじゃなくて、
私、好きな人には食べて欲しいの。勿論○○のも私食べるよ。全然嫌じゃないし。」
俺「。。。。。何言ってるの?」
「やっぱ、驚いた?私もね、黙っていようと。。。」
この辺りで速攻で玄関に行って外に出て走って帰った。
あの皿のウンコと臭いが目と鼻に焼き付いて、半年くらいの付き合いだったけれど
走馬灯のように思い出されて、俺がキスしたあの口でウンコなんてあいつ食っていたのかって
思うと、馬鹿みたいだけど涙が止まらなくて、駅から電車なんだけど
車中でもずっと泣いていたよ。 周りのこととか全く気に出来なかった。
何度か電話してきたけど二度と話さなかったし、一度だけ部屋の前で
帰ったらあいつが待っていたけど、「もう二度と来るな」とだけ言って部屋に入った。それきり何も。
だから修羅場って言う感じではないが、俺には皿ウンコの存在が
それ以上考えられない修羅場といえば修羅場だった。