別人のマイナンバーに公金受取口座が誤って登録される問題で、デジタル庁が対策をとり始めた後も約200件の誤登録が新たに起きていたことがわかった。本人名義ではない「家族口座」も約1万件増えていた。

 デジ庁が4日、明らかにした。

 デジ庁によると、公金受取口座の誤登録は、自治体の端末などでログアウトし忘れた申請者のマイナンバーに、次の申請者が自分の口座を登録したことが主な原因という。家族口座は、子どもの口座がないため、家族で登録口座をひとまとめにしたことから起きた。

 同庁は6月7日、誤登録が748件、家族口座が約13万件だったとの点検結果を公表した。今回は、この点検後、6月下旬までの期間を調べたところ、それぞれ940件、14万件に増えていたという。

 この間、口座の登録件数が5…