ベラルーシ運輸通信相が死去 ウクライナ侵攻後、高官の死亡は3人目
ベラルーシのアブラメンコ運輸通信相(46)が4日、死亡した。国営ベルタ通信が5日、ベラルーシ運輸通信省の発表として伝えた。死因は明らかにしていない。ロシアのウクライナ侵攻が始まってから、ベラルーシ高官の死亡は3人目となる。

アブラメンコ氏は1977年、首都ミンスクで生まれた。2006年から運輸・通信畑を歩み、19年に運輸通信相に就任したばかりだった。

ベラルーシではマケイ外相が22年11月、64歳で急死したが、やはり死因は明らかになっていない。大統領府長官などを歴任して12年に外相に就いたマケイ氏は、政権内で欧米に近いとみられていた。不審な点が多いとされた急死をめぐっては、マケイ氏と、ベラルーシのルカシェンコ大統領やロシア側との関係が悪化したことが背景にあるのではないか、との臆測も出ていた。

23年4月には経済省のミチャンスキー次官が死亡した。ベルタ通信は、長期間闘病したと伝えていた。

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