妻「主人が飼い犬の散歩に行ったら犬だけが帰ってきました」 [511197764]
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「主人は飼い犬の散歩へ。その後、犬だけが帰ってきました」5年経ちいまだ行方不明 帰らぬ夫を思う妻
7/5(水) 20:01
5年前の西日本豪雨で、岡山県内では61人が亡くなり、いまも3人が行方不明のままです。行方不明の1人、新見市の男性の家族に、まもなく5年を迎える今の思いを聞きました。
■西日本豪雨から5年 あの日からいまだ帰らぬ夫
「これは『花きゅうり』言うてね。最初になるのを早く採ってあげたほうがいいんですって。主人はようかんが大好きだから」
夫の写真を前に手を合わせる室信子さん。
5年前の7月6日。夫の廣明さんは行方不明になりました。そして今も帰ってきていません。
ー5年前を忘れたいと思いますか?
(室信子さん)
「いや忘れたいとは思いません。あったことは事実なんですからね。だからいつもどこかにいるような気がしてね」
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6468537
■あの日、夫は飼い犬の散歩へ 犬だけが帰ってきた
その日の早朝。岡山県新見市では、前日から降り続いた雨は弱まっていました。
夫の廣明さんは、日課だった飼い犬の散歩へ。その後、犬だけが帰ってきました。廣明さんは増水した川に流されたとみられています。
(室信子さん)
「絶対に藁をもすがる気持ちで掴まってたに違いない思うて。もう後からね、捜索とか捜査の方に私は連絡したけど、なんであの時に探しに出なかったんだろうと思って。きっと出てたらどこかにいたはずだと」
「あの時すぐ探しに出たら、ってことを姉なんかに言うと、『あんたも一緒に絶対はまってるよ』って言うけど、その時はその時だと思ったんですけどね」
■見つかったのは土砂に埋まったズボンとシャツだけ
2019年2月。豪雨から半年以上経っても、信子さんは息子と共に廣明さんを探し続けていました。
10年以上、「満奇洞」の管理人を務めていた廣明さん。信子さんも案内所の食堂に勤め、夫婦で地域の観光を支えてきました。
(室信子さん)
「人情とか情とか、人一倍持っている人で、すごく心配性で朝出ていくときは気を付けて出ていくことと、それから用心するということを必ず言ってくれてましたからね。この裾だけが出てたんですよ。このまま埋まってたらしくて」
川辺に積もった土砂からは、ズボンとシャツだけが見つかりました。
(室信子さん)
「お花やお線香をあげる気にはならないんです。それはしたくない。それをしてしまうといよいよ帰ってこない気がして」 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています