ポケモンカード「偽造カードの闇」を店員が暴露。客が持ち込んだ“高額カード”を偽物にすり替える悪質店も

7/7(金) 15:54配信

正規カードと偽造カードを見分けることが困難に…

2022年末くらいから偽造カードのクオリティは以前とは比べものにならないほど上がり、識別困難なカードが増えていいるという。

また、正規品であるものの、製造の粗さから偽造カードと勘違いする製品も出ているようで、
ショップでの買取時に鑑定が困難になることもあるとか。

これは、ポケモンカード転売対策の一環で、公式がポケモンカードの増産を行った結果といわれている。
従来のポケモンカード製造ラインに加え、新たな工場で増産を行った結果、カードの粗さが目立つ正規品が増えたことで、
「同時に流出したデータなどで偽造カードの印刷が行われているのでは?」とA氏は推測している。


偽造カードにすり替えてしまう悪質なカード店も

偽造カードを見抜けなくなったことによる問題は、さまざまな方面に及んでいる。

目利きや常連のカードゲーマーなどには丁寧に対応する一方で、一見客や転売屋のカードをこっそり偽造カードとすり替える悪質な店舗があるようで……。
査定は一度お店に預けて行い、査定金額を聞いたうえで売却するかどうかを客が決めるのだが、
売却しないとなったときに客に戻すカードを偽造カードにすり替えているようなのだ。

多くの転売屋は最高額で買取してくれるカードショップを探して何件も巡るため、
もし途中で偽造カードになっていることに気づいても、どこでカードがすり替わったかわからないだろう。


バイト店員が自分のカードとすり替えるケースも発生

さらに、すり替えはこれだけではないとA氏はいう。A氏が働いているカードショップでは、
一時期バイト店員によるカードのすり替えが横行していた。ショップ店員が鑑定して買取を行ったあとに、
バイト店員が所持している傷有りや偽造カードのカードを買取した優良カードとこっそりすり替えていたのだ。

当然このバイト店員は、発覚の後、然るべき対応を取ったようだが、A氏によると「このようなことは、おそらく氷山の一角に過ぎない」とのこと。
大手だからといって、買取後に責任者が目を離すと、偽造カードにすり替わってしまう可能性も出てきている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/934e19fca64e1a559697c7244797fb57147504cd