猿の追い払い専門 臨時職員採用へ 安曇野市、顕著な農業被害受け計画

 安曇野市は本年度、市西部の山麓地域でニホンザルの農業被害が目立つため、猿を山へ追い払う臨時職員を新たに雇う計画だ。市は、自治体が猿の追い払いを専門に担う臨時職員を採用する例は全国的に珍しいとし、「パイオニアとして頑張ってもらう」と期待。人選に向けた講習会を9日まで市内で開いている。

 8日午前の回には10人ほどが参加。鳥獣害対策支援の環境コンサルタント社員から「群れは雌が率いるので、雌を追うように」などと説明を受けた。その後、穂高有明の有明山神社周辺で追い払いの実習をした。同市穂高の会社員河野守真(もりみち)さん(42)は「結果を出し、全国のモデルケースにしたい」と話した。

 市内では近年、穂高、堀金、三郷の山麓部で猿による農作物被害などが顕著になっている。従来の駆除に加え、徹底的に追い払...

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