【7月9日 CGTN Japanese】アラブ首長国連邦ドバイのPR会社ASDA'A BCWがアラブ諸国の若者を対象に実施した調査によると、アラブ諸国の若者の間で中国の人気度は米国を上回り、中国はより多くの人にとって「盟友」とみなされています。この調査結果は米CNNなど国際メディアの注目を集めています。

 今回の調査はアラブ18カ国の53都市に住む18~24歳の若者3600人を対象に実施したものです。ASDA'A BCWが発表した2023年「アラブ若者調査」の結果によると、80%の回答者が中国を自国の「盟友」と考えており、米国を「盟友」と考えている割合は72%にとどまりました。昨年の調査結果と比べると、両国に対する支持率はいずれも上がりました。昨年の支持率は米国が63%、中国が78%でした。中国が同地域での影響力を拡大するにつれ、現地での中国の支持率がここ数年徐々に高まっていることが分かります。調査結果によると、中国と米国の人気度はそれぞれ2位と7位でした。

 また、アラブの若者に最も人気のある国はトルコで、回答者の82%がトルコを自国の「盟友」とみなしていることも明らかになっています。英国の人気は第3位で、回答者の79%が自国の「盟友」とみなしています。

 今年3月にサウジアラビアとイランが北京で国交回復を宣言して歴史的な和解を実現したことは、中国が地域問題や外交対話に積極的に参加する姿勢を示し、中国とアラブ諸国との友好関係をいっそう強化したと分析されています。今回の調査結果によると、中国の国際舞台での台頭とグローバルな問題への意欲的な参加およびアラブ諸国に対する友好的な姿勢が、アラブの若者に認められ、支持を集めつつあるとみられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News

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