「晋三さんは神様になった」 地元山口、安倍家一筋の支持者たちは今

「今まで日本の総理大臣は64人いる。どなたの顔が浮かぶでしょうか。私は安倍総理です。
今、あなたの中にいる安倍さんはどのように問いかけているでしょうか。笑っていますか」

7月2日、山口県下関市にある厳島神社。安倍晋三元首相が名誉会長を務めていた青年神輿(みこし)会の中野竜一会長が、社務所に集まった約20人に語りかけた。

同会が主催した安倍氏を「しのぶ会」だ。黙禱(もくとう)のあと、参加者が思いを語っていく。4月にあった山口4区の補欠選挙で、
「後継」として当選した前下関市議の吉田真次衆院議員(39)が献杯の言葉を述べた。

「安倍総理は日本のため、地域のために身を賭してきた。色々な思い出話に花を咲かせてしのびたい」

「天から日本を見守る存在に」
厳島神社の総代会長の冨永洋一氏(63)は、安倍氏の後援会幹部を長らく務めてきた。高杉晋作が戦利品として持ち帰った大太鼓を
安倍氏がたたいたエピソードを披露し、1年前の事件を振り返った。報道で「亡くなった」との速報が流れ、「それから何日間か、私の記憶はない」。

そして、自問自答するように、こう続けた。
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