2022/08/11 09:55
https://sirabee.com/2022/08/11/20162914891/
ryuchellが、旧統一教会を巡る連日の報道で「宗教信者に偏見が生まれてしまう」と懸念した。



タレントのryuchell(りゅうちぇる)が、10日放送の『ABEMA Prime』(ABEMA)に出演。統一教会問題を報道するメディアの見方に言及した。

■偏見の発生を懸念

連日メディアでは、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の活動を糾弾する報道が流されている。

厳しいバッシングも見られる中ryuchellは、「被害者が出たりとか犯罪につながるような霊感商法もあったと思うんですけど」と前置き。

「教会とか、何かを信じている者に対して偏見が起きているような気もしてきていて、そこはちょっと違うのかな」と自身の考えを伝えた。

■カルト宗教の対策に言及

ryuchellはカルト宗教の対策について、「すべての団体、すべての人たちを見張るというか、守ることはもしかしたらできないかもしれない、いろんな人がいていろんな宗教があるから」と、その難しさを話す。

その上で、被害者救済の方法として、「個人でSOSを出せるようなウェブサイトを日本でももっとシェアさせていかないといけないな」と持論を述べた。

■山上容疑者の報道に指摘

メディアでは、安倍晋三元首相を銃撃した山上徹也容疑者の深刻な家庭環境を取り上げ、同情を煽るように報道されている。

これを受けてryuchellは、「(山上容疑者の)過去がどんどん出てきて、不遇な人生というか、宗教2世の苦しみに共感される声みたいなものも上がってると思う」と発言。

「やったことは決して許されないこと」「影響されてしまう人たちが多くなってしまうのはよくないことですし、そこがちょっと不安」と、自身の想いを明かした。

■報道姿勢に持論

ryuchellは山上容疑者に関する報道を見て、「共感は確かにしてしまうけど」としてから、「そういう(注目が集まるような)ワードをなるべく作らないようにしよう、言い出さないようにしようみたいな、何かできることを見つけていかないといけないな」と、慎重に言葉を選ぶべきだという持論を語った。