>>364

>ロシア軍も軍事力の低下で次々戦車が血祭りに上げられた挙げ句
工業力の低下で新型戦車が量産出来ない状態です。


認識がかなり間違ってる そんな技術力は元々ないんだよ

T-14を作ってるウラルヴァゴンザヴォードは
本来なら2015年に開発がスタートして
2020年までに2300両のT-14を製造完了している予定だった

クリミア侵略に対する経済制裁の影響はもちろんあるが
戦車開発そのものがT-64に続いて失敗した

T-14は二次大戦のドイツのティーガーⅡのエンジン
SLA16をベースにした「ガソリンスタンド用のエンジン」を
採用したがパレードでエンストしたくらい信頼性がない

ソ連は大恐慌時代や二次大戦後にドイツや各国の技術を
買ってはいたが自力では発展することはなかった
今の中国みたいな状態 1980年代末でアメリカの調査では1940年代前半の
アメリカの技術力程度しかないことが発覚はしていた
それは冷戦終結から2000年あたりまで変化は無かった

ロシアの工業界にしても冷戦終結でボロボロになって
工場を売ったり、民生品会社になったり、銀行に融資してもらえず
破産した会社が続出した ロシア政府は2000年代までほぼ何にもしなかった
それの生き残りをなんとかまとめたのがロステックや統一航空産業
つまり工業力は冷戦終結から、もっというと1940~50年代くらいから
大して進歩していないのだ

話を戻すと
T-14の生産工場にしても大工場を建設する予定だったが
建設会社が国の支援金を着服して建設が頓挫して
かなり大規模な事件としてこれで数年遅滞した
現状は原材料の供給ストップなどもあり全く稼働してない

ほかにも開発スタート時から製造費が爆上がりしてしまって
予算で揃えられるのが半分にも満たなくなっている

致命的なところでいうと
ヴェロトロニクスはフランス頼りで部品をロシアで生産できず
クリミア侵攻の制裁でほぼ製造が止まった
正確にはロシアでの組み立てが不可能になった
どれくらいロシアの製造技術が低いかというと
アメリカフォードの90年代の車のライセンス生産すらできない
結局、電子部品製造は中国に頼ることになったが、
不良品率が3割なら良い方という状態

なんとかできた「研究用試作車」と「性能テストのための試作車両」も
去年まで主砲も弾のテストも終わっておらず
かといってT-90の主砲やエンジンを載せ替えられないので
戦力化は相当先
T-90のエンジンで再設計した方が早いとも言われている