Rust(ラスト)は、性能、メモリ安全性、安全な並行性を目指して設計されたマルチパラダイムのプログラミング言語である。
C言語、C++に代わるシステムプログラミング言語を目指しており[2]、構文的にはC++に似ているが[3]、
「ボローチェッカー」(borrow checker) で参照の有効性を検証することによってメモリ安全性を保証できる。
Rustはガベージコレクションなしでのメモリ安全性を達成しており、必要な場面で参照カウントを使うこともできる[4][5] 。
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Rustという名前はさび菌に因んで付けられた[16]。
この命名の後、当時の開発チームメンバーの多くが自転車を愛好していたことから、
自転車のチェーンリングの錆つきを元にしたデザインのロゴが考案された[17]。
当然、チェーンリングの錆がさび菌によって生じるわけがなく、
「設計者のグレイドン・ホアレが生物学オタクであることから酸化鉄の「錆」ではなく「さび菌」なのだ」と、
参考文献[16]の末尾に記されている。