ラストの積み木の数や異世界の崩壊はジブリそのもの
積み木の数は宮崎駿が手掛けた長編アニメ映画の数に合う
そこに一つの積み木を加えて異世界を管理してくれと眞人に託そうとするのは
一つ新しい映画を作ってジブリを存続させてくれと願わせるもの
インコたちが溢れかえって異世界が持たないというのはジブリ所属のアニメーターとか
眞人はそれこそ吾郎かもしれないし、弟子の庵野秀明かもしれない
でも眞人は自分には汚れ=嘘をついたという事実があるため清廉潔白ではない
だからこの世界の管理が出来ないと断る
それに激怒したインコ隊長=鈴木社長が積み木を雑に積み上げた。
13個の積み木で積み上がった積み木達は歪ながらもバランスを保っている
しかし新しい1つを起き加えたらバランスが崩れてしまう
その姿に激怒し逆行して積み木を叩き切って異世界が崩壊する
これつまりは、宮崎駿がいなくなったあともジブリを存続させようにもその権利のある継承者は軒並み拒否した、
で、鈴木社長が権利もないのに無理に後継者になったとしてもジブリのバランスを保つことが出来ず、
自ら監督して映画作ったとしてもそれが原因でジブリを解体する結果となる
ジブリという楽園から失楽園となったアニメーター達は散り散りになってしまう……
そんな未来を予見し警告した映画
シンエヴァが庵野秀明からエヴァの卒業をラストにしたとすれば、
君生きは宮崎駿から映画作りからの卒業、ひいてはジブリという会社の終焉を描いたもの
君たちはどう生きるかと言うタイトルは残されたアニメーターへのメッセージ