中国は海洋放出に猛反発! 福島原発「処理水」と「汚染水」認識のズレはどこに?

「国際基準と国際慣行にのっとり実施する」

 ASEAN(東南アジア諸国連合)と日中韓の外相会議で、日本の福島第1原発「処理水」の海洋放出計画をめぐり、林芳正外相(62)が声を荒げる場面があった。林氏の発言は、会議に参加している中国外交トップの王毅政治局委員(69)が「汚染水」と発言。海洋放出に反対姿勢を示したことに対して抗議する意味もあったとみられる。

 岸田政権が福島の漁業関係者らの反対を押し切り、「夏ごろ」にも強行しようとしている「処理水」の海洋放出。時事通信が実施した世論調査では、「賛成」(39.2%)が「反対」(28.0%)を上回り、中国側が「汚染水」と反発していることについても、ネット上では、《いちゃもん》《政治的な揺さぶり》といった批判的な声のほか、《他の国の原発でも処理水が放出されている。日本にだけなぜ、文句を言うのか》といった意見が少なくない。

「処理水」か「汚染水」か──認識のズレはどこにあるのか。

 一つのヒントになるのは、2020年12月の衆院東日本大震災復興特別委員会の質疑だ。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/326037
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