私が通うプールの100枚近いビート板全部と言っていいくらい、周りが欠けている。時々水面にも小さなかけらが浮いているので、子供たちがふざけて噛みついているのだろうと思っていた。

先日、スイミングアドバイザー・木原光知子さんのコラム『ビート板の歯形・子どものストレスに驚き』(読売新聞)を読み、エッそうだったの!とびっくり。

★まるでネズミがかじったような歯形がついたボロボロのビート板を目にし、あまりのひどさに首をひねった。

原因は家庭や学校で抱えた様々なストレスが、他に発散する術もなく柔らかくかみつきやすいビート板に向かったようだ。

子どもたちは「水泳の指導」だけではなく家庭や学校と違う非日常的な空間、親の干渉を受けることなくエネルギーを発散できる時間を水泳に求めていたことが解り、レッスン中に自由に遊べる時間を作った結果、歯形は減ってきた…