JR秋田駅近くも冠水、地下道では何台もの車が水没…住民「雪は慣れているが」

録的な大雨に見舞われている秋田県では16日も雨が降り、住宅街の冠水も続いている。

JR秋田駅近くの住宅街では、荷物を水につけないよう気をつけながら歩く人の姿がみられた。外に出られない友人に水や食料を届けたという40歳代男性は腰のあたりまで水につかりながら、「雪は慣れているけれどこんな大雨は初めて。川を歩いているみたいだ」と話した。

同駅の東西をつなぐ地下道も冠水したままで、何台もの車が水没していた。付近では、消防隊員が棒を使って水深を測り、別の隊員が救援物資を載せた車を注意深く運転していた。

秋田地方気象台によると、14日の降り始めから16日午前10時までの降水量は、秋田市で398・5ミリ、藤里町で321・5ミリ、仙北市で303ミリなどとなっている。

東北電力ネットワークによると、県内では16日午前10時現在、土砂崩れや倒木で電柱が折れたり電線が切れたりした影響で、秋田市や能代市など6市町村の822戸が停電しているという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20230716-OYT1T50107/

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