
宝塚音楽学校110周年式典に卒業生1200人が出席 大地真央は思い出トークでダジャレも
タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)の創立110周年記念式典が17日、宝塚大劇場で行われ、大地真央(67)ら卒業生約1200人が集まった。
今年は劇団を創設した小林一三氏の生誕150年にあたり、式典は「小林一三生誕150年と共に祝う」と題して開催。2部制で、2部は卒業生らが思い出を語った。
42期生の加茂さくら(86)が祝歌「宝妻我が心の故郷」を歌い、2部がスタート。加茂は「久しぶりに大劇場に立った。今日は長生きしてよかったです」と笑顔で話した。
未沙のえるの進行でトークコーナーへ進み、加茂と、現在は東京宝塚劇場の支配人で、46期生の元花組トップ甲にしき(81)が共演。加茂は「私たちの頃は制服がなかった」と振り返ると、甲は「私たちの1年上からできた」などと話した。
65期生の元雪組トップ杜けあき(63)、75期生の元星組トップ湖月わたる(52)らも登場。杜は「音楽学校時代に戻りたくはないけど、1日だけだったら…。夢がある場所です」。175センチ長身の湖月は「買い物に行っても『スポーツは何してるの?』などと聞かれてばかりでした」などと学生時代を思い、なつかしんだ。
「思い出」トークの締めは、未沙と同期、59期生の元月組トップ大地真央が出演。音楽学校時代に学んだ楽曲を「よく替え歌にしていた」などと言い、この日のステージ上でも一節を披露。大地は「私は宝塚を見ずに入ったので、初めて宝塚を観劇した時は感激しました」。ダジャレも交えて、思い出を振り返った。
トークの後は、110期本科生らの祝舞に、立ともみ、寿ひずる、南風舞、ちあきしんら、劇団OGで音楽学校の講師が共演。今春から男役のボイストレーニングを担当している寿は「今の子たちはマジメ。もう少しリラックスして授業を受けてもいいかも」と呼びかけた。
「すみれの花咲く頃」合唱には、111期予科生も入り、中西達也校長があいさつで締めた。
宝塚音楽学校は1913年7月15日に「宝塚唱歌隊」として発足。これまで約4800人の卒業生を宝塚歌劇団に送り出している。
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