今年3月、英国公共放送BBCがジャニー氏の性加害をテーマにしたドキュメンタリー『Predator:The Secret Scandal of J-Pop(J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル)』を放送した。

 それから4カ月。ついに国連が扱う国際問題となったのだ。

 同理事会では、これまでパレスチナ自治区のガザ地区や、ロシアによるウクライナ侵攻における人権問題を扱ってきた。「ビジネスと人権」のワーキンググループでは、労働環境などの人権問題を調査している。

 今回、国連からは2人の調査員が派遣され、二本樹氏ら7名の元ジュニアが東京と大阪でヒアリングに応じる予定だ。8月4日には、調査員が記者会見を行い、来年6月に人権理事会に調査結果を報告する。