娘を入院させた直後に『交際相手を旅行に誘い、友人を岩盤浴に誘う』詐欺容疑の34歳女

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20230719/GE00051187.shtml

 大阪府大東市で、9歳の娘に食事を与えず低血糖症で入院させて共済金をだまし取ったとして逮捕された34歳の母親が、娘を入院させた直後に、交際相手を旅行に誘っていたことが分かりました。

 大東市のパート従業員、縄田佳純容疑者(34)は、娘(9)に充分な食事を与えずケトン性低血糖症で入院させ共済金6万円をだまし取った詐欺の疑いが持たれています。

 警察によりますと、娘は5年前から43回入退院を繰り返していて、縄田容疑者は共済金と保険金あわせて570万円を受け取っていたとみられています。

 今年1月に、娘を入院させた直後には、交際相手を旅行に誘ったり、友人を岩盤浴に誘ったりしていたことも分かっています。

 (知人)
 「かなり子どもがガリガリで。(縄田容疑者は)しょっちゅう飲みに行っていて、子どもは一人でほったらかしにされているんだろうなと思っていた」

 縄田容疑者は、受け取った金をエステや外食費にも充てていたとみられ警察が裏付けを進めています。

 ▼5年間で43回の入退院…下剤飲ませ低血糖症に

 縄田容疑者はこれまでに今年3月以降、成人用の下剤を飲ませて下痢症にさせたり、医師から十分な食事を与えるよう言われていたにもかかわらず、食事を与えず低栄養状態やケトン性低血糖症にさせた強要や傷害などの疑いで逮捕・起訴されていました。

 ▼入院中の娘に「食うなよ、寝とけ」

 今年2月、入院中の娘に母親から「あんたが今せなあかんことはなに。泣くなよ。泣くなんてうっとうしいから警察に言うで。食うなよ、寝とけ」「泣いている理由はユーチューブばっかり見てたから怒られたと(病院に)いいや」「夜も食べんとしんどいって言っておき」などと電話で言われていることに病院側が気づいたということです。

 警察の取り調べに対して、縄田容疑者は「故意に娘を低血糖にさせていないし、金をだまそうと思ってしたことではありません」と容疑を否認しているということです。事件の詳しい状況を調べています。

https://i.imgur.com/Jc2E1se.jpg