森永卓郎が力説!なぜ資産のある日本が税金を上げるのか!?
6/22(木) 16:50

日本における2021年度の租税負担は28.7%、社会保障費負担は19.3%で、合わせるとなんと50%近くにまで増えています。その上政府は今後も増税しようとしています。CBCラジオ6月17日放送『北野誠のズバリサタデー』では、『増税地獄 増負担時代を生き抜く経済学』(角川新書)の著者で、経済アナリストの森永卓郎さんが、なぜ国民が高い税金や社会保険料を負担する状況となっているのかを解説しました。

増税路線に走る政権ばかり
岸田首相は当初、天下り根絶など無駄を省くことをうたっていましたが、いつの間にかその話は消え、増税路線へと舵を切りました。森永さんはこの変節に財務省が関わっているといいます。

これはかつての民主党政権だった野田政権、菅政権、鳩山政権も同じで、唯一、安倍政権だけは影響は受けなかったといいます。

この話は森永さんの著書『ザイム真理教 それは信者8000万人の巨大カルト』(フォレスト出版)でも詳細に触れられていますが、財務省は増税路線を絶対視しているといいます。

ガソリン代の補助はすでに打ち切り、電気代の補助も9月で打ち切り予定と、国民の暮らしが苦しくなっていくのはわかっているのに、打ち切っているのは財務省の方針だと語ります。

日本の高福祉高負担はホント?
財務省が増税路線を推し進めるのは、国の借金が増えないようにという考えがあるのかもしれませんが、これについても森永さんは反論。

森永「実は2020年度末で実質的な借金って、日本は8兆円しかなかったんですよ。岸田首相が緊縮財政に走って日銀も国債をたくさん買ったんで、いま政府は貯金を持ってるんですよ。つまり世界で一番財政が健全なのは日本だし、たぶん再来年度は大幅な黒字になるんですね。にもかかわらず、増税は止めないっていうのが今の方針なんです」

また、国民の負担が大きい代わりに、日本は社会保障が充実しているという意見もありますが、これにも反論する森永さん。

森永「例えばヨーロッパの方が国民負担率がやや高いんですけど、公立大学は無料だったり、年金の給付率も日本よりもはるかに高いんですよ。日本は取るだけ取って出さない重税国家になっちゃってるんです」

イカソース
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8c74ab4eec2fcede303fe8720451202d5b7120b