「ジューシー」って知ってる? 村神様も飲んだふるさとの味、半世紀

熊本、鹿児島両県で子ども時代を過ごした人ならおそらく誰でも知っている飲み物がある。

 100%のミカンジュース「ジューシー」。両県で学校給食に出るようになって、今年で50年となった。

 なぜ長年愛されてきたのか。熊本と鹿児島なのか。半世紀前、熊本市の小学生で給食に出るのを楽しみにしていた記者(60)も初めて知る秘密があった。

 ジューシーとは、熊本県果実農業協同組合連合会(JA熊本果実連)が製造・販売するジュースのブランドだ。

 このうち学校給食用は、熊本産と鹿児島産の温州ミカンを搾った100%で125ミリリットル入りの「みかん100」を指す。現在は両県あわせて年間100万個が飲まれている。

 熊本では1973(昭和48)年5月、鹿児島では翌6月から給食に出るようになった。

 最初は、スウェーデンで開発された紙製のテトラパック、通称「三角パック」が使われた。学校給食向けで常温流通のジュースは全国初だったという。
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