主催団体では安定的な財源を確保しようと、有料の観覧席を大幅に増設することを決め、ことしは、去年の10倍にあたる2万6000席を設置する計画です。

有料席の価格は、土手などに座る1人あたり5500円のものから飲み放題のプランがついた4人席で5万円のものまで幅広く設定されています。

これまで無料で花火を見ることが当たり前だった市民たちからは、さまざまな声が聞かれました。

30代女性「皆が納得してチケットを買うのであればいいと思う。ただ、ちょっと価格が高いように感じる」

70代女性「年金生活で余裕がないので、お金を払ってまで見たいとは思わない。無料の立ち見でいい」

60代の男性は、「お金がないと成り立たない部分があるのではないか。『大会の継続』という明確な目的があれば問題ないと思う」

主催団体としては、打ち上げる花火の数を去年より6500発多い過去最大の2万発にするなど内容の充実も図り、
地元の住民などの理解を得たいとしています。

主催団体の事務局を担う松江商工会議所まちづくり推進部の佐々木護室長は、「これまでは企業の協賛金などで費用を賄ってきたが、
限界を迎えている。やり方を変えないと大会の継続が困難な時代になっているので、さまざまなチャレンジをして続けていきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230721/k10014137811000.html