https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230721/k10014137861000.html

警察官 通報受け送り届けた女性にわいせつ行為か 書類送検

警視庁の警察署に勤務する警察官が、タクシーで寝込んだ女性を自宅まで送り届けた際に、抱きしめるなどのわいせつな行為をしたとして、警視庁は21日、停職1か月の懲戒処分にするとともに、特別公務員暴行陵虐の疑いで書類送検しました。

警視庁によりますと、高輪警察署の34歳の巡査長は、ことし5月の未明、東京都内でタクシーの車内で酒に酔って寝込んだ女性がいるという110番通報を受けて現場に駆けつけ、女性を自宅マンションに送り届けたということです。

その際、部屋の中で女性を抱きしめたりキスをしたりするわいせつな行為をしたということです。

巡査長が立ち去ったあとに女性から通報があり、発覚しました。

巡査長は「女性が好意を持っていると思った」と説明しているということです。

警視庁は21日、停職1か月の懲戒処分にするとともに、特別公務員暴行陵虐の疑いで書類送検しました。

巡査長は21日付けで退職したということです。

警視庁は「職務の信用を失墜させる行為であり、適正な職務の執行を徹底していく」とコメントしています。