中国政府系不動産会社に債務問題、緑地控股はドル建て債デフォルト
https://jp.reuters.com/article/china-property-debt-greenland-idJPKBN2YZ0MM

[香港/上海 19日 ロイター]
中国の政府系不動産開発会社、緑地控股集団(グリーンランド・ホールディングス)は
ドル建て債(2024年6月満期、4億3200万ドル)の分割償還が滞り、デフォルト(債務不履行)に陥った。
事情に詳しい複数の関係筋が19日に明らかにした。

政府系デベロッパーの問題は、中国不動産業界の債務危機に落ち着く様子がほとんど見られない中、
下半期に民間デベロッパーのデフォルトが増えることを示唆している可能性がある。

上海を拠点とする緑地控股は昨年、ドル建て債支払いを延期した初の政府系デベロッパーとなった。

デフォルトを最初に報じたデットワイアによると、24年6月満期債の受託会社であるHSBCは今月14日、
緑地控股が2250万ドルに相当する5%の分割償還を期日に行わなかったとして、
債務不履行イベントを保有者に通知した。

緑地控股は、さまざまな関係先と連絡を取っているとのみコメントした。