日本電気株式会社(NEC)は、沖縄本島−石垣島間と宮古島−久米島間を結ぶ総延長距離約720kmの光海底ケーブルの建設を完了し、沖縄セルラー電話株式会社に引き渡したと7月13日に発表した。

 本ケーブルは総延長距離約720kmで、60Tbps以上の設計容量。これにより、沖縄の離島エリアにおける生活や産業など、さまざまな利用シーンで5G普及に伴うデータ通信需要の拡大に対応するという。

 この回線の敷設は、2022年に沖縄セルラーとの間で締結した光海底ケーブルの供給契約に基づくもの。NECと沖縄セルラーは、2019年に沖縄と鹿児島と結ぶ光海底ケーブルの供給契約を締結し、2020年に沖縄県名護市と鹿児島県日置市を結ぶ約760kmのケーブルを稼働させており、それに次ぐものとなる。

https://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1519062.html