ある研究では、1000人の大学生に「結婚している人たち」「シングルの人たち」に対して彼らがもっているイメージの特徴を挙げてもらった。

シングルの人たちに比べて、結婚している人たちは、「成熟している」「幸せ」「正直」「愛情のある」などと表現されることが多かった。

一方、シングルの人たちは、「未熟」「不安定」「自己中心的」「不幸」「悲しい」「寂しい」など、ネガティブにみられていた。

この研究の次の部分では、同じ学生たちに、25歳と40歳という、2つの年齢における「結婚している人たち」と「シングルの人たち」のイメージを語ってもらった。その結果、シングルの人たちのネガティブなイメージは年齢の高い人たちに対しては、より強くなっていることがわかった。

40歳のシングルの人たちは、「社会的に未熟」で、「適応できていない」、また、「嫉妬深い」と思われていた。さらに、シングルの人たちの生活環境は、結婚している人たちより劣っているとみなされている。

このことは、シングルであることは、規範から逸脱した存在だという現実を作り出している
https://president.jp/articles/-/71692