連合は呉越同舟の組織で、全労連みたいにトップダウン(指導部を某政党が把握していて、党からの指令通り動く)ではない。
あくまでも労組の連合体の集まりだから、スト指令を下ろすこととかはできない。
だから、委員長は必ずしも権力を持つわけでなく、何もできないこともある。

今回このおばちゃんが選ばれた理由。
自動車労連からトヨタ労組の出身の人が内定していたところ、トヨタ労組が会社の指示で連合どころか旧民主系と距離をおくことを選んだ結果、連合の労組トップに内定していた人物に対して「トップに成っても支持しないから」と宣言したことにある。この結果、内定者が会長就任を自体。
左右(国民民主党か立憲民主党か)対立が激化して、みんな会長就任を自体した。
そこで、女性でもあるし、連合の中ではあまり力がないが、JAMという旧同盟系と旧総評系の二つの労組が合併した結果、連合では中間派と見なされる労組から会長を選ぶことにした。
事務局長も難航したが、誰も引き受ける人、その力がある労組がなく、仕方なく官公労で総評系だった日教組から選んだ。
日教組は、旧総評系で左派だけど、共産系が分裂して出ていって関係もあり、共産党を快く思っていない人たちが多い。
そうやってバランスを取っているのに、会長が自ら、事務局長の労組を侮辱する行動に打って出たのでみんな困ってる。