ドキュメンタリーでよく流れる学徒動員壮行式の「生等、もとより生還を期せず」の答辞で有名な江橋慎四郎は、東大の文系だけど内地の整備兵として安全に終戦を迎える。のちに東京大学名誉教授になる上級国民

当時の上級は帝大にすすんでそのまま高級官僚になったのが多い
高級官僚は文民として特別に国に奉仕してるので徴兵は免除されやすい
戦後の政治家の多くには軍歴がない、つまりうまく逃げてるのである

さらにエリートたちは海軍士官候補生や陸軍幹部候補生という肩書きで志願でき、前線で命を落とすような状況にならないように配慮されてた

後に総理になる人物の中で例外は中曽根康弘。海軍士官候補生として海軍にはいって輸送船団に乗っていたが、かなり危なかったらしい。目の前で戦友がなくなっている唯一の戦後総理大臣でもある。終戦時は少佐

特異なのは田中角栄。徴兵されて満州の最前線でソ連と対峙していた。のちに肺炎で除隊してるが何か上手いことやったのかもしれない
後の総理大臣たちは戦時中はやたらと病気になっており、所得倍増計画の池田勇人も水疱症で戦時中は療養生活をしてる