結論から言うと、その答えは「アパレルにおける布地の量の差は大きなコストではない」からです。どちらかと言えば、生地自体の値段(原価)、製造から販売にかかる人件費や輸送費、ブランドの付加価値としての割合が高く、これにより商品としての価格が決まることがほとんどです。

 また、カットして余った布地は多くの場合、他に使いまわすことが出来ないことや、管理面が煩雑になってしまうことなど、トータルで考えれば、価格は均一にしてしまった方が都合がよいのです。

 ちなみに服のサイズ別の販売比率は、もちろんモノにもよりますが、多くの場合MとLで全体の6割から程度を占めます。そのため、MもしくはLの製造コストで価格が決定されることが多く、同じ価格であれば大きいサイズを購入したほうが得であると言えます。まあ、わずかな差ではありますが。

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