負け組なんか俺ら…

高齢化、人口減少。2012年に第二次安倍政権がスタートさせた「アベノミクス」は名目3%、実質2%の経済成長を目標にしていました。2%と聞くと大したことがないようですが、2000年以降、この水準を達成した年度は4回しかありません。

 それに対して世界の主要国は、年率3%以上の成長を遂げてきました。成長率の差は賃金に現れており、現在の日本人の賃金はアメリカの6割未満で、シンガポールの7割です。

 団塊の世代が知るアジアは「安い労働力の地域」で、団塊ジュニアもその価値観に影響を受けていますが、いまデジタル産業に関わる若手の間では「日本がオフショアになっている」、つまり、グローバル企業の安い労働力として日本人が使われている状況にあります。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b566658b99e4a06196b9a5758f5593032fe2efb6