「社会壊す」と楽器焼却 アフガン、音楽禁止広がる タリバン(時事通信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/2f234b6dbf34291ef63aac8040f724c031bcc80d

【ニューデリー時事】アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権の「宗教警察」に当たる勧善懲悪省は30日、西部ヘラート州で住民から没収した楽器を焼却する写真を公開した。

同省幹部は声明で「音楽は若者を誤った方向に導き、社会を壊す原因だ」と指摘。楽器の演奏者は処罰すると警告した。

タリバンは2021年8月の政権奪取後、極端なシャリア(イスラム法)解釈に基づく統治を推し進めており、音楽活動を含む娯楽の禁止もその一環。結婚式場や公共の場での楽器使用や音楽鑑賞を各地で禁じ、音楽学校は閉鎖を余儀なくされた。

勧善懲悪省が29日撮影した写真では、タリバンのメンバーが回収したギターなどの弦楽器や伝統的な太鼓「タブラ」を積み上げ、燃やしている。