29日、東京・東村山市の住宅で90代の夫と80代の妻がベッドで倒れているところを、自宅を訪れた介護事業者が発見。その後、死亡が確認されました。
寝室に設置されたエアコンは電源が入っていなかったため、熱中症の可能性があります。
近所の人:「2~3日前だね。この間、初めて(部屋に)入って。奥さんは縫い物が好きで、ご主人は囲碁とか絵を描いて、それをいっぱい飾っていて」「(Q.その時、家の暑さは?)その時は、冷房きかせてもらっていたな」

日中は、エアコンを使用していたといいます。
警視庁によりますと、電気を止められていたなど経済的な事情はなかったということです。

一方、番組の取材では新たな事実が分かりました。

近所の方によりますと、夫はクーラーの風が直接当たると冷たすぎて嫌だと話していたということです。
近所の人:「1週間前ぐらいですかね。ご主人の寝室のクーラーが風が当たりすぎて、『ご主人が冷たいって言うから、エアコンの移動を頼んでいる』って、(奥さんが)言っていました。風が当たらないように」

エアコンの工事は混雑しているのでしょうか。市内のエアコン修理業者に聞いてみました。

東村山市のエアコン修理業者:「今の時期だと早くても2日~3日お待たせしています。本体の交換となってしまうと、1週間以上お待たせしてしまうこともあります」

業者を待っている間、夜はエアコンを止めてしまっていたのでしょうか。

警視庁によりますと、夫婦が発見された際、窓は閉められていて、扇風機だけ動いていたということです。