東京電力福島第一原発の処理水の海洋放出について、自民党の小泉進次郎元環境相は31日、国会内で開かれた党サーフィン議員連盟の会合に出席し、「(政府の説明に)『これだけやれば十分』ということはない」と述べた。議連は今後、海洋放出に伴う不安の解消に向け、政府にいっそうの説明を求める方針。

 議連はこの日、福島県サーフィン連盟の関係者らから意見を聞いた。9月中旬には、福島第一原発から北約25キロの海岸で、サーフィンの大会が予定されていて、復興庁や経済産業省も後援する。海洋放出の時期を政府は「夏ごろ」としており、関係者からは「放出後の風評被害を心配している」といった声が出た。

 議連幹事長の小泉氏は会合後、記者団に「(放出後も)継続的に国内外へ理解を求める努力をしなければいけない」と述べた。

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