学力調査の英語「話す」、6割が0点 中学生の英語力は下がったのか


 全国学力調査の結果が公表された。4年ぶりに実施された英語では、「話す」技能をみるテストの平均正答率が1割台にとどまった。数字の背景に何があるのか。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASR705R4NR7XUTIL01Z.html

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 7月27日、千葉市内の英会話教室で、公立中2年の女子生徒(13)が米国人の男性講師に示された写真をみてスラスラと話した。その後も近況を尋ねる講師の質問に答えるなど、即興のやりとりを続けた。

 全国展開する大手英会話教室の授業。女子生徒は幼稚園の年長から週1回通い、数年で徐々に思いを伝えられるようになったという。いまは英語で、講師と社会問題について議論もしている。

 全国学力調査の英語「話す」テストの平均正答率は12・4%。特に正答率が低かったのは「プラスチック製のレジ袋を売るのをやめるべきだ」と主張する発表を聞き、それに対する自分の考えと理由を述べる問題で、4・2%にとどまった。